1936年に建てられた「湘南道路之碑」

今日は、国道134号線「快飛」さんの目の前にある、湘南道路之碑に行ってきました。普段134号線を通っていても気がつかない人も多いのではないでしょうか。
昭和初期神奈川県は湘南海岸一帯を観光地・住宅地として開発するために、今の藤沢市の片瀬から大磯町までの海岸に「湘南遊歩道路」を作る計画を立てました。その頃日本は不況の時代で、この工事には失業者対策としての意味もありました。工事は昭和6年から始まり10年にはほぼ完成し、この道路に湘南の発展が期待されていたことが碑文から伝わってきます。



隣は善行者之碑です。同じ場所にあります。善行者之碑は・・・
湘南遊歩道路の両脇には飛び砂を防ぐために松の木が植えられましたが、この砂防保安林は強い海風を直接受けるため常に監視をしておく必要がありました。柳島の内藤亀太郎はこの保安林の監視をしていました。終戦直後いろんな物資が不足していた時、保安林の松が燃料にするためよく盗まれることがありましたので、彼はこの時特に熱心に保安林を守り抜いきました。このことによって当時の県知事から24も表彰を受けました。この碑は彼の努力をたたえて建てられたものです。


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